流れ星パターンの取引方法
流れ星での取引は、ハンマーでの取引に似ています。ローソク足自体に注目し、特にそのヒゲが高く伸びている点が重要になります。下の例は、上昇トレンドにあるAUD/USDのチャートです。
チャートの中盤では、値動きが下方修正された後、すぐに再び高くなりました。その後、長い強気のローソク足の中で高値を更新しています。このローソク足だけを見ると、上昇トレンドがあり、新高値を記録したばかりなので、強気派にとっては非常にポジティブな状況です。
しかし、状況はすぐに変わります。セッション中、値動きは再び高値を更新しますが、新たな高値を作ることはできず、反転してセッション中の安値で引けます。その結果、流れ星型のローソク足が形成されます。
次のローソクは長い弱気のローソクで、リバーサルが起こっていることが確認できます。最終的に、値は250pips下に後退しています。
流れ星で始まったリバーサル局面で取引する場合、逆指値は常にローソク足の高値よりも上に設定する必要があります。ハンマーの場合と同様に、勝負するための明確なレベルを教えてくれます。
ローソク足の高値を上回る高値引けを伴う持続的な動きがあった場合、このパターンは無効となります。
指値注文は、お客様の取引スタイルとリスク管理方法によって異なります。フィボナッチ やトレンドライン、移動平均線などの他の指標を参考にして、勝ち取引からエグジットするかどうか決めるようにしましょう。
このことについて、下のチャートにて説明します。このチャートでは、NZD/USDがほぼ横ばいで推移しています。チャートの中央部では、値動きが徐々に上昇し始めています。
一時は水平方向のレジスタンスラインを超えて、新たな高値を記録しています。しかし、買い手は値動きをコントロールできなくなり、戻しが始まります。重要なレジスタンスラインやサポートラインでの失敗は通常の失敗とは異なり、非常に重要な失敗と捉えるべきケースがほとんどです。このような理由から、レジスタンスラインのクリアに失敗した後、値動きは下方に反転し、サポートラインまで戻ります。
上方の赤い線は逆指値を示しており、セッションの高値から約20pips上にあります。このペアが、損切りの位置であるこのレベルに到達した場合、ブレイクアウトの領域に達したということを意味し、リバーサルはないと考えられます。
私たちの指値注文(下側の水平な黒線)は、前回、このペアが下落を試みた際に底を打った場所を示す単純なトレンドラインです。したがって、古いサポートラインまで価格が戻る可能性もあるということです。
今回のケースでは、20pipsのリスクを負って90pips近く利益を獲得しています。単純に計算すると、リスク比は1:4:5となり、非常に利益率の高い取引となります。今回のような利益が得られるチャンスは、市場では非常に稀です。これは流れ星型ローソク足パターンが、いかに強力であるかを示しています。