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最良執行方針

TF Global Markets Japan株式会社

本方針は、お客様から店頭外国為替証拠金取引(以下「本取引」)、の注文を受託した際に、当社がお客様にとって最良と判断する取引条件で売買注文を執行するための方針及び方法を定めたものです。
 

01対象通貨ペア

80通貨ペア(通貨ペア一覧
 

02最良の取引の条件で執行するための方法

[1]カバー取引
当社は、お客様の注文が約定した場合に、お客様との取引から生じるリスクの軽減を目的として、TF Global Markets (Aust)Limited(以下、「カバー先」とする。)を相手方として、全ての取引に対し即時かつ自動的にカバー取引を行っています。またカバー先においても、当社との取引の大部分を主要国際金融機関とカバー取引を実施しており、お客様にとって安心して取引できる環境を整備しています。
 
[2]取引レート
(1)取引レート生成
当社は、本取引について当社の取引システムの運用・管理を委託している カバー先が生成するレートを直接お客様に提示しています。 本取引においては、通常、複数の銀行、証券会社等のインターバンク市場参加者(以下「LP」とする)から提供される取引レートを基に、カバー先 において、汎用性のある最良のレートを選択し、当社独自の取引レートを生成しています。
 
※インターバンク市場は、銀行等金融機関、ブローカー(電子ブローキングを含む)、通貨当局などから構成され、外国為替市場の中心的な役割を果たしています。「外国為替市場」といえば、一般的にはインターバンク市場を指します。
 
(2)異常値
当社は、LP からの配信レートを元に、システム的にお客様へ取引レートを提示していることから、稀に実勢レートから乖離したレート(異常値)を処理するケースが考えられます。異常値は、市場開始時や主要経済表発表時、その他大きな経済、政治イベント等の発生時に、多くの LP がリスク回避のため配信を停止するなかで、一部の LP が実勢から大きく乖離したレートを配信すること等により発生します。
一定数のLP がレート配信を継続する場合には、当社はその中から最良のレートを選択しお客様に提示するため、通常これらの異常値は排除されます。
 
(3)レート配信の停止・再開
当社は、インターバンク及び先物市場の休場時等を除き、原則価格配信の停止は行いません。但し、市場が歴史的に乱高下し、流動性が枯渇した、または異常値を配信する可能性が極めて高くなった場合は、カバー先の判断を踏まえ配信を停止することがあります。また、LP から配信されるレートのスプレッドが当社で設定する閾値を上回る場合にも配信を停止することがあります。配信を停止した場合、LP の価格配信動向に鑑み、異常値を配信する可能性が低減した時点で、カバー先の判断を踏まえ配信を再開します。
  
[3]注文執行
当社は、お客様の取引注文の執行にあたり、本方針に則り可能な限りお客様へ最高の結果を届けるべく注力します。当社は、お客様の口座に十分な証拠金がある場合、原則取引を拒否することはありません。
注文種別毎の執行基準は以下の通りです。
 
■ 成行注文:
・お客様が発注する時点で画面に表示されている価格と比べ有利不利にかかわらず、注文が当社のサーバーに到達した時点で有効な価格で執行されます。
 
■ 指値注文・逆指値注文:
・お客様が注文時に指定し、成行注文の執行を行うトリガーとなる価格(トリガー価格)を指定して行います。
・買い注文は、指定レートにASKが達した時点、売り注文は指定レートにBIDが達した時点を以って通常の成行注文を受け付けたのと同様に、注文を執行します。
 
[4]スリッページ
成行注文は、注文執行サーバーが注文を受け取った時点で、指定された取引サイズにおいて最もお客様に有利な価格で執行されます。従って、インターネット通信速度や相場状況等の要因により、お客様へ提示したレートと約定価格との間に価格差(スリッページ)が生じることがあります。
 
但し、当社の取引システムにおいては、スリッページは、実際の市場条件のみに基づいて発生するよう設計されており、お客様にとって不利となる(当社にとって有利となる)場合のみ約定するような設定(非対称スリッページ)はありません。
 
[5]モニタリング
当社は、本方針の有効性、特に方針で表明している取引ルールの実行性を定期的にモニタリングし、必要に応じて、改善・修正を実施致します。